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防水工法から製品を知る ファストバック防水工法
(不織布通気層付きEPDM系ゴムシート防水材)

長期耐候性に優れたEPDM系シートであるネオ・ルーフィングE(JIS A6008 均質加硫ゴム系認定品)に不織布を積層させた防水シートを用いた工法です。従来の接着工法と比較し、下地接着力、接合部強度が向上します。また、副資材が減ることで施工の簡素化が可能となり、施工性能も向上します。

特徴

優れた通気性能を有します

通気工法として実績のあるウレタン塗膜防水(X-1)工法と同等以上の優れた通気性能を有するため、下地の含有水分によるフクレ発生のリスクが低くなります。

工期が短縮できます

片面接着工法のため、スピーディーな施工が可能です。省力化・工期短縮が図れます。

優れた防水性能を有します

シート接合部が現行のラップ式ではなく、片面粘着層付テープEJテープ(150mm幅)を使用した突き付け工法です。EJテープは従来仕様と比べて接着力が大きく安定した接着性能を有します。

立上りに汎用EPDM系シートも
使用可能です

立上り部はウレタンゴム系防水材だけでなく、ネオ・ルーフィングEを用いた仕様もご用意しております。専用プライマーを使用することで平場ゴムシートに強固に密着し、複雑な下地にも対応できます。

施工前
施工後

工程

FBF-125

平場

工程 製品名 用途 規格 備考
1 ネオ・プライマーND プライマー 16㎏/缶 ウレタン樹脂系
2 ネオ・ボンドスーパーU 接着剤 《通年用》18㎏/缶
《夏用》15kg/缶
ウレタン樹脂系
3 ファストバックシート 防水材本体 厚2.5㎜×幅1200㎜×長10m
厚2.8㎜×幅1200㎜×長10m(受注生産)
通気層付き
EPDM系ゴムシート
4 仕上
塗料
(選択)
ネオ・カラーA 汎用塗料 15 ㎏/缶 アクリルエマルション系(水性)
ネオ・カラーE 汎用塗料 15 ㎏/缶 EPDM系(溶剤系)
ネオ・カラークール 高日射反射率塗料 15 ㎏/缶 アクリルエマルション系(水性)
ネオ・カラークリーン 高耐候性塗料 16 ㎏/缶 アクリルシリコン系(水性)
ネオ・カラーガイナ 高機能塗料 14 ㎏/缶 特殊セラミック(水性)
ネオ・トップルーフA 軽歩行用塗料 14 ㎏/缶 骨材入りアクリルエマルション系(水性)

立上り

工程 製品名 用途 規格 備考
1 NRプライマー プライマー(下地用) 16Kg/缶 1液湿気硬化タイプ
1' EUプライマー プライマー
(平場シート取り合い用)
3.2㎏セット(A液3㎏/缶、B液0.2㎏/缶) 変性クロロプレン系
2 不織布積層ブチルテープ 入隅部補強テープ 厚0.75㎜×幅75㎜×長20m 不織布層+粘着層
3 ネオレタンリードT 防水材本体(1層目) 24kgセット(主剤8kg/缶、硬化剤16kg/缶) ウレタンゴム系 高伸長形
4 補強布
(選択)
ネオ・クロスG 補強布 厚0.24㎜×幅1000㎜×長100m ガラスクロス
ネオ・クロスPC 補強布 厚0.37㎜×幅1020㎜×長50m ポリエステルクロス
ネオ・クロスCK 補強布 厚0.35㎜×幅1020㎜×長50m ポリエステル長繊維クロス
5 ネオレタンリードT 防水材本体(2層目) 24kgセット(主剤8kg/缶、硬化剤16kg/缶) ウレタンゴム系 高伸長形
6 ネオレタンリードT 防水材本体(3層目) 24kgセット(主剤8kg/缶、硬化剤16kg/缶) ウレタンゴム系 高伸長形
7 仕上
塗料
(選択)
NRカラー 汎用塗料 14㎏セット(主剤6㎏/缶、硬化剤8㎏/缶) アクリルウレタン系
NRカラーAS 高耐候性塗料 14㎏セット(主剤6㎏/缶、硬化剤8㎏/缶) アクリルシリコン系
NRカラーCL 高日射反射率塗料 14㎏セット(主剤6㎏/缶、硬化剤8㎏/缶) アクリルウレタン系
ネオ・カラーガイナ 高機能塗料 14 ㎏/缶 特殊セラミック(水性)

※立上りをネオ・ルーフィングE(EPDM系ゴムシート)で仕上げる仕様もございます。詳しくは標準施工仕様書、またはカタログをご覧ください。

工程 製品名 用途 規格 備考
1 EJテープ 接合部用プライマー 3㎏/缶 ポリイソブチレン系
2 ネオ・シール テープ重ね部・シール材 330㏄カードリッジ ブチルゴム系
(非露出用・仕上塗料併用)
3 EJテープ 接合部用テープ 厚1.8㎜×幅150㎜×長15m EPDM系ゴム層+粘着層

建設技術証明により認められた防水工法

従来の加硫ゴムシート(EPDM系)接着工法は下地に全面接着しており、風圧力に対して非常に優れている反面
①下地の乾燥不足によりシートに膨れが発生する可能性がある
②接着剤を下地面及びシート面の両面に塗付する為、作業スペースや時間を要する
という課題がありました。
本工法では通気層の積層による「膨れの抑制」と、片面接着工法による「工期短縮」を実現しました。また、従来の接着工法と比較して「下地接着力」「接合部強度」に優れ、S-F1工法同等の耐久性とX-1工法同等の通気性能を有した次世代の防水工法です。

技術審査証明とは

「建築技術審査証明事業(建築技術)」は、民間で開発された新しい建設技術の活用促進に寄与することを目的とし、「技術審査」「証明」「普及活動」を行うものです。
日本の建築界を代表する学識経験者等により審査委員会等を構成し、質の高い信頼性を有する審査を実施しております。

建設技術証明により認められた防水工法